- このページのポイント
- ネタバレ注意
- 概要
- 前提知識
- 「成歩堂さん」にある3つの伏線
- まとめ
このページのポイント
- 呼び方ひとつに3つも伏線あるなんてスゲー
ネタバレ注意
本ページには「逆転裁判3」のネタバレが含まれます。
概要
タイトルの通りですが、あやめさんの「成歩堂さん」という呼び方ひとつで3つの伏線あるのってすごいよね、という内容の記事になります。
前提知識
一応見てる人は既プレイという前提ではありますが、そうでない人もいるかもしれないので、前提知識を記します。
知ってる人はここは飛ばしてください。
ナルホド君には「美柳ちなみ」という元カノがいた
ナルホド君を知らない人は居ないでしょうが、逆転裁判1~3の主人公の弁護士です。フルネームは「成歩堂龍一」です。
このナルホド君には大学生時代「美柳ちなみ」(以降ちいちゃん)という男殺しの元カノがいました。
ちいちゃんはいわゆるとんでもない悪女で、作中で直接的/間接的含めて意図的に3人殺害しており、それ以外にも殺害しようとして重篤な障害を負わせた相手が1人、殺害を計画したのが2人、殺そうとはしてないけど結果的に死亡を招いたのが1人と、やりたい放題です。
ナルホド君のことも利用するだけ利用して、その後始末しようとしていました。
1話の最後でナルホド君たちの前で罪を暴かれ、最終的には有罪になったそうです。
「あやめ」はちいちゃんそっくりの女性
「あやめ」はちいちゃんが有罪になった数年後に、雑誌の1ページに写真付きで載っているのをナルホド君が見つけました。
あやめさんはあのちいちゃんそっくりの見た目で、(ナルホド君はちいちゃんが刑務所にいると思っているため)、真実を確かめるためにあやめさんに会いに行きます。
プレイヤーはこのあやめさんが名前を偽っているちいちゃんだろうと思ってやるわけです。
あやめこそがナルホド君の本当の元カノ
実はあやめさんはちいちゃんの双子の妹で、全くの別人です。ちいちゃんと違って良い人です。
そしてナルホド君の本当の元カノでもあります。
あやめさんは初めは姉であるちいちゃんのためにナルホド君に近づきましたが、次第にナルホド君のことを本当に好きになっていきました。
最初は自分がちいちゃんの妹のあやめであることをナルホド君には隠していました。
あやめはナルホド君のことを「成歩堂さん」と呼んでいる
ここが今回の話のポイントです。この呼び方ひとつで(作中で明言されていることも含めて)3つのことが分かるようになっていました。
「成歩堂さん」にある3つの伏線
ナルホド君が自己紹介する前から「成歩堂さん」と呼んでいた
あやめさんはナルホド君が名乗るより前から彼のことを「成歩堂さん」と呼んでいました。
つまり、あやめさんは最初からナルホド君のことを知っていたということです。
元カノなので名前を知っているのは当然ですが、最初はナルホド君に対して初対面の振りをしていたので、名乗る前から名前を知っていることは不自然だったかもしれません。
(とはいえナルホド君の名前でお寺に予約したと思うので、予約名簿を見ればあやめさんが名前を知ることはでき、実際は言い逃れできたと思いますが)
ナルホド君もそこに気づいて、あやめさんにはっきり「僕たち以前に会ったことありませんか?」と聞いていましたよね。
ちいちゃんとあやめさんが入れ替わっている間は「成歩堂さま」と呼んでいた
作中でちいちゃんがあやめさんに成りすましている間、ちいちゃん(=偽あやめさん)のナルホド君への呼び方が「成歩堂さま」に変わっています。
ちいちゃんとあやめさんはそれ以外にも口調が少し違うので、入れ替わった後のあやめさんに違和感を持つプレイヤーは多かったと思いますが、ナルホド君の呼び方がはっきり変わったことに気づけると目の前のあやめさんが実はあやめさんじゃないことを疑惑ではなく確信できたと思います。
あやめさんが「さん」付けで呼ぶのはナルホド君だけ
あやめさんは他の人を呼ぶときは一番親しい間柄であるビキニさんですら「様」と付けて呼んでいます。
(例:ビキニさま・御剣さま・マシスさま)
にも関わらずナルホド君だけは「成歩堂さん」と呼んでいました。
ここに気づけた人はあやめさんにとってナルホド君が特別な相手だと早い段階で気づけたのかもしれないです。
真実(自分こそが本物の元カノであること)をナルホド君に明かしてからは彼女時代の呼び方である「リュウちゃん」呼びに戻ったようですが。
まとめ
ということで、「成歩堂さん」という呼び方一つで、
- あやめさんがナルホド君と初対面ではないこと
- 途中であやめさんとちいちゃんが入れ替わっていること
- ナルホド君があやめさんにとって特別な相手であること
ということを察せられるようになっていたわけです。すごいですねー。