- 概要
- 山田奈緒子
- 山田里見
- 霧島澄子(ビッグマザー)
- 中森翔平
- 佐和子
- 小松純子
- 妖術使い
怪談系の怖い話を載せています。特に設定部分は人の手が入ってますが、なるべく生成AI(C…
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利用素材等の詳細情報
TRICKは基本的にインチキ霊能力者のインチキを暴いていく話ですが、中にはトリックでは説明が難しい事をやっている人がいます。
ここではその本物っぽいことをやっている人たちを挙げています。作中では霊能力と言ったり超能力と言っていたりしますが、どちらもひっくるめて霊能力と言っています。
本物っぽい霊能力者は黒門島との繋がりを持っていることが多いので、それも書いています。
作品を見ている前提なのでネタバレは一切配慮していません。
- 黒門島との繋がり
- 「山田里見」(黒門島の正当なシャーマン)の娘
- 登場話数
- レギュラー
言わずと知れた本作の主人公の片割れで、インチキ手品師とかよく言われてる手品師。
なぜか手品師として超不人気(やってることが地味だからっぽい)で、超貧乏人。いつもクビにされてる。
そのためか財宝を独り占めしようとしたり、人をぶん殴って金目の物を取ったりする。
あと貧乳とよくバカにされる。
手品師なだけあってインチキ霊能力者のトリックを見破るのは得意。
基本的に上田教授(最初は助教授だった)の助手として望まぬ形で事件に巻き込まれ、
謎を解いていき、その手柄を上田に横取りされるのがテンプレ。
ここで挙げている通り本物っぽい霊能力者で、本人は口では「霊能力は存在しない」と言いながら、 心の奥底では実在していると考えているかのような態度をたまに出したりする。
本物の霊能力者と言われている母親が黒門島を逃げ出しており、その結果黒門島は滅びかけているらしい。
それに責任を感じているのかなんなのか、霊能力者としての自分に助けを求める人々には最終的には命を賭けてまで助けようとする。
普段は割と酷い人なのに……。
黒津分家の兄弟によって黒門島に連れてかれるその道中の出来事。
奈緒子が道端にあった枯れた花を手に取り謎の呪文を唱えると瞬く間に枯れる前の綺麗な花に戻った。
(本人も驚いていたので少なくとも山田が自分の意識で手品を使ってそうしたわけではない)
ただその時は奈緒子もなぜか貧血のようなふらふらの状態だった(黒津兄曰く、「神が宿ろうしている」らしい)ため、何かの幻覚を見ていた可能性は結構ある。
実際この後黒津分家の誰かが奈緒子に何らかの薬を盛っていたっぽいので、霊能力を信じさせるための工作をこの時点でやっていた可能性はありそう。
黒津分家の人間に捕まりそうなところを逃げ出してきた上田が負っていた腕の傷に対して、奈緒子がその部分を触れて何かを念じると、その数分後くらいにはその傷がきれいさっぱり無くなっていた。
この時はもうフラフラの状態ではないので、前回の花のような幻覚での説明はつかない。
また、黒津兄弟は花を戻した時点では奈緒子に霊能力を信じさせて意のままに操ろうしていたように見えるけど、
この時点ではもう力づくで言うことを聞かせる方にシフトしている感じなので、黒津兄弟が何らかのトリックを仕込んでいたというのも不自然な気がする。
奈緒子の父親は本物の霊能力者によってころされたと作中で何度か言われており、死の直接的な原因は脱出トリックに必要な鍵が何者かによって奪われて脱出できなかったためとされている。
そしてその鍵は奈緒子にしか開けられないはずの箱の中に入っていたため、鍵を隠したのが奈緒子=奈緒子こそ父親を殺した本物の霊能力者という構図。
ただこれに関してはいろんな人の思惑が絡み合って正直どこまでが真実か分からない。
奈緒子が殺した以外にも以下の可能性は普通にある。
・何者かが子どもの頃の奈緒子を騙して、鍵を隠させた
・里見(奈緒子の母親)が、奈緒子に(自分が父を殺したのかも)と思わせることで黒門島に行くように仕向けた
2個目の方の根拠は、このエピソードの最後で夫(=奈緒子の父)を黒津分家に殺された里見が、復讐のためにこの事件を仕組んだと言われていること。もちろん里見は否定していたけど。
(これが事実なら究極言えば里見こそTRICK1のepisode5の黒幕とも言える)
ただ2個目の場合、里見は敢えて娘を危険な場所に送り込んだと言うことで、本人の性格を考えればそれはさすがにどうだろうと思う。
とはいえこのエピソード内で里見は上田を信じられるかどうか試している節があって、
自分+上田がいれば奈緒子は大丈夫だと考えていた可能性も無くはない……かもしれない。
(ただ里見が上田を試したのは奈緒子が黒門島に行ってからだけど)
エピソードのプロローグでの出来事。
商店街を歩いていると、道端で物を売っているおじさんの頭に看板が突き刺さって死ぬ未来を突如見る。
慌ててそのおじさんを助け出し、直後看板が落下。無事おじさんは助かる。
これに関しては事件と関係ないプロローグ部分なので誰かが何かを
そもそも未来を見るというのはどうあがいてもトリックでは説明できないような。
ただ劇場版のラストステージでは、普通の人には感じ取れない危険を感じ取れる者こそが霊能力者みたいに言っているシーンがあったので、 これも超感覚にすぐれていた奈緒子が直感的にその未来を感じ取った可能性も無くはないのかも……かなりきついと思うけど。
普通の人が自分を霊能力者だと信じていてもちょっとアレな感じにしか思えないけど、
霊能力自体を否定している奈緒子がそう思っているとなると話は別。
これほど色々あれば無理もない気がするけど、奈緒子は口では霊能力なんて存在しないと言いながら、
いざ本当に霊能力に助けを求める人がいるとなると、助けようとしてしまうことが結構ある。
TRICK3のepisode5では命を落とすと分かってて宝の箱を開けたり、ラストステージでは地下にたまったガスを爆発させている。
霊能力者バトルロイヤルでも死んでしまった恋人の声を届けてくれる霊能力者を探している鈴木に「お前こそ本物の霊能力者だ」と言われた際、
できないなら「できない」と言えばいいだけなのに「あなたはただその人に自分は悪くないと言ってほしいだけなんじゃないですか?」と
ちょっと変に思える返しをしている。
本当に霊能力に助けを求めており、尚且つ自分にはそれができる可能性があるからこそきっぱり断ることもできず、
かと言って霊能力なんて無いと思っている自分がやると言えないため、やらない理由を探すための返しをしたように見える。
考えすぎかな?
でも実際、鈴木はこの後恋人に再会しているので、
もしやっていれば結果的に奈緒子がその恋人として、鈴木をその恋人と再会させていた未来もあったかもしれない。
- 黒門島との繋がり
- カミヌーリ(黒門島のシャーマン)
- 登場話数
- レギュラー
主人公奈緒子の母親で、書道教室を開いている。
お金にがめついのは奈緒子と一緒、だけど奈緒子と違ってお金を稼ぐのは上手いらしい。
政治家などが里見に看板を書いてもらおうと大金を積んでることも珍しくない(500万でも少ないらしい)。
黒門島の正当なシャーマンで、フランス人の夫(なのに名前は剛三)と駆け落ちして島から逃げ出している。
黒門島が滅びかけているのはそのせいだと考えている人間たちとは対立関係にある。
手品師ではないけど奈緒子のようにある程度手品ができる。
これは黒門島時代に霊能力者と思わせるために覚えたこと……なのだと思う。
ただだからと言って偽物の霊能力者と言い切ることもできず(後述のビッグマザーも手品と本物の霊能力が混在している)、
偽物だらけの美術品の中に本物の壺を隠していたあのまず~い人のトリック(TRICK2 episode5)を見破れたのも
自分自身が偽物の中に本物を隠していたからと考えることもできる。
事件と直接関わることは殆どないものの、トリックを解く力は奈緒子同様にかなり高そう。
奈緒子と違って霊能力を否定することは言わない。むしろ霊能力が実在していると口にしている。
ただ、霊能力が人を幸せにするとは思っていなさそうで、上田のことを信頼して奈緒子を任せているのも、
上田が最終的には霊能力を強い意志で否定しているからというのが大きいと思う。
エピソードのプロローグ時点で初めて会ったこのエピソードの真犯人に対して、「悪からあなたを護ってくれる」と言って
かなり強いオーデコロンの匂いを放つお守りを渡す。
これはちょっとずつ匂いを増していくようで、本人は全く無自覚のまま周囲の人間だけがその匂いに気づくようになっている。
(奈緒子はこれを利用してトランプに付いた匂いでその人が何のカードを選んだのか見破った)
最終的にこれが証拠で奈緒子たちは真犯人を追いつめることができており、
ここまで分かっていてこのお守りを渡していたのなら未来予知なり心を読んでいたのではないかと思えるレベル。
ただ、なんとなくやましい事をしていそうな人全員に渡している可能性もあるので一応霊能力以外で説明はつく。
とはいえ里見が金にもならないこんなことをやっている時点で、
その人がやましい事をやっているかどうかを見分ける能力がかなり高いことはほぼ間違いなさそう。
奈緒子の欄で話を出した、死んでしまった恋人(=佐和子)のメッセージを受け取れる本物の霊能力者を探している鈴木の話。
鈴木が死ぬ直前、佐和子が目の前に現れるが、鈴木には佐和子に見えたその人が実は里見だった。
もちろん死に際に見た幻覚と考えるのが一番自然だと思うものの、
直前に「鈴木は死んでしまった恋人のメッセージを受け取れる本物の霊能力者を探している」と言う話があるからこそ、
佐和子が本物の霊能力者である里見の体を借りて会いに来たようにも思えるという。
実際目の前で人(鈴木)が死ぬのを見たのに落ち着いて立ち去るのを見ると、里見は全部分かっているのでは……と感じます。
これは里見が上田に対して自己申告したこと。
ただ、そもそも霊能力があるかどうかも分からないのにそれを封印したと言われてもまぁ分からないでしょう。
でもこれが実際できたならそれは十中八九霊能力でしょう。
奈緒子が連れ去られる未来を見たということで電話をかけてきている。
幾分か自分の意志もあったもののepisode5で黒門島に連れ去られる未来を予知していた可能性もある。
とはいえ誰かに連れ去られるというくらいの曖昧なものであれば誰であれ該当する気はする。
幼い頃を知っているとある人曰く、子どものころから奈緒子と不思議とリンクしていることが多いらしい。
・里見の機嫌が悪いと奈緒子の機嫌も悪い
・里見が風邪を引くと奈緒子も風邪を引く
・里見が怪我をすると奈緒子も怪我をする?(?も原作ママ)
一つ目と二つ目は普通に同居していればリンクしそうな気がする。
三つ目はリンクしないと思うけど、語尾に「?」が付いていたのであくまで「そんな気がする」くらいの曖昧なものの可能性もあるかなと。
あとどこかのエピソードで奈緒子がピンチになった時、里見がそれを感じ取ったりしてるように見える描写もある。
- 黒門島との繋がり
- カミヌーリ(黒門島のシャーマン)の子孫である可能性
- 登場話数
- TRICK1 episode1
TRICK1 episode1、つまり一番最初に出てきた人で、事件の犯人の一人。
「母の泉」という教団の教祖で人の心を読んだり空中浮遊したりする。
それらのトリックのほとんどは奈緒子たちに暴かれて殺人の罪も明るみに出るものの、
一部のトリックは納得できる説明がされないまま事件は終わりを向かえた。
後のエピソードでカミハエーリ(=特定の地域のカミヌーリのようなもの)ひいては黒門島と関連も示唆された。
奈緒子に対して「2桁の数字を思い浮かべろ」と言って実際にそれを当てて見せた。
これに関しては霊能力にせよトリックにせよ説明が付きにくい部分がある。
上田が言ったトリックとしては、以下を言っている。
・周りに張り巡らされた習字に書かれていない「4」と「7」の数字を思い浮かべる可能性が高かった
・数字を当てる時、一桁ずつ当てた
一つ目は「周りにある数字を避ける傾向にある」「ゾロ目を避ける傾向にある」と言うことを根拠に、
数字を「74」か「47」に誘導していたという推理。
実際奈緒子は「74」を思い浮かべていた。
二つ目は数字を当てる時、あえて一桁ずつ数字を言わせて当てていたことが根拠。
これにより思い浮かべた数字が「74」でも「47」でも当たったように見えるということ。
ただこれであっても本当に「74」か「47」を選ぶとはとても思えない。奈緒子もその数字を選ぶとは限らないと言っている。
あくまでボクの話だけど、自分なら存在しない2つの数字なんてあからさまな数字は選ばないと思う。
存在しない数字があることに気づかなくても、それならむしろ、周囲にある数字からランダムに2つの数字を組み合わせて選ぶ
可能性も十分に高いと思う。
とはいえ「2桁の数字」と指定していたり、数字が書かれている板があらかじめ用意されていたものであったり、 霊能力としても不自然なところが多いのも事実。
ビッグマザーが知る由も無いハズである、奈緒子の父親の死を具体的に当てて見せた。
その上で奈緒子が知らなかった、父は実は本物の霊能力者に殺されたことまで述べている。
更にその霊能力者に奈緒子が殺されるとまで。
ただ後の作品でビッグマザーが黒門島との繋がりがあることが示唆されているので、 それを考えると父親含めて奈緒子のことを知っているのは珍しくなく、さらに黒津分家と本家の対立や島を捨てて逃げた母を考えれば 娘の奈緒子が狙われていることも分かるだろう……と考えれば霊能力でもなんでもない可能性はありそう。
心を読む能力だけは本当だということを示すことで、自分が死んだ後も信者に救いを残せるという動機があるし……。
教団を抜けようとしていた信者が、大きな地震で落ちてきた蛍光灯で頭を割って死んだらしい。
誰かがそれを見ていたわけではないけど、作中でもそのシーンの描写はあった。
ので蛍光灯で頭を直接殴ったわけではないという前提で考える。
矢部(大元は石原)の推理では「信者全員が一斉足踏みすれば人為的に地震起こせるのではないか」と言っているけど、これは上田に素人考え以下と一蹴されてる。
ただ、人為的に蛍光灯を落とすことは可能かもしれない。住所は知っていたろうし。
もちろん単なる事故の可能性も0じゃない。まぁ色々やりようはありそう。
上田の部屋に現れた時に空中に浮いていた。
ただ後に上田も同じ状態にさせられていたときは何らかの装置を作って浮いているように見せていただけだったのでインチキ濃厚。
でもその装置はだいぶ大がかりなものに見えたので、大学の中に持ち込めたかと言われると微妙……。
まぁでもこれはインチキということで良いと思う。
- 黒門島との繋がり
- カミヌーリ(黒門島のシャーマン)の子孫である可能性 / ビッグマザーの姉の孫
- 登場話数
- TRICK 霊能力者バトルロイヤル
万練村(マンネリムラ)に住む青年。
この村は代々カミハエーリと呼ばれる霊能力者が治めてきた村で、彼の祖母が先代のカミハエーリだった。
先代カミハエーリが亡くなったことで新しいカミハエーリを選ぶ霊能力者バトルロイヤルに嫌々参加することに。
「霊能力なんかに頼る必要はない」と考えており、思想的には奈緒子や上田に近い人。
実は初代カミハエーリが黒門島出身のシャーマンであったらしい。
カミハエーリは世襲制ではないらしいので代々のカミハエーリに血のつながりがあるかは微妙だけど、
先代カミハエーリが翔平くんに対して色々な手品の仕込みをやっていたので、結果的に世襲制だった可能性はある。
その場合代々のカミハエーリや翔平くんは黒門島と血のつながりがあることになる。
幼馴染の女の子曰く、子どもの頃、蛇に襲われそうになった時睨んだだけで木っ端みじんに殺して彼女を助けたらしい。
この話を聞いたとき翔平くんは無言で首を振っていたけど、その意味合いは不明。
昔の話過ぎて正直如何様にも考えられる。
前回の蛇と同じ。ただこちらは木っ端みじんにはなっておらず、口から血を流す以外は外傷無く死亡。
伏見さんは真犯人である鈴木と共犯関係にあったので、鈴木には伏見さんを殺す動機がある。
ただ鈴木は他の罪は認めても伏見さんに関しては何もしていないと言っている。
他の罪を認めてるのに伏見さんだけ認めないのは変にも思える。
ので、本当に伏見さんの死亡には関係ない可能性もそれなりにありそう。
ただ、鈴木的には奈緒子に佐和子を霊媒してほしいハズなので、奈緒子に霊能力を信じさせるためについた嘘である可能性も否めない。
伏見さんの死因が分かればまだ……。
- 黒門島との繋がり
- 不明
- 登場話数
- TRICK 霊能力者バトルロイヤル
霊能力者バトルロイヤルの真犯人である鈴木の恋人。鈴木曰く本物の霊能力者だったらしい。
その霊能力を学会に発表したところ、誰にもその能力を認められず、特にインチキ霊能力者からの非難が大きく、毒を飲んで自殺してしまう。
生前、もし自分が死んだら必ず何がしかの形で鈴木にメッセージを送ると言っており、鈴木が本物の霊能力者を探しているのはそれが理由。
既に故人かつ、霊能力エピソードも鈴木が言っていた内容に留まるので、霊能力が本当か嘘かについてはほぼ語れない。やっていたのは以下。
・手も触れずにコップを浮かせる
・手も触れずにコップを破壊
・手も触れずにコップの中に水を出現させる
・手も触れずにローソクの火を消す
里見のところで触れた通り、鈴木が死ぬ直前に彼の目の前に現れている。
里見の霊媒で現れた可能性もあるが、もしかしたら佐和子自身の力のおかげもあるかもしれない。
- 黒門島との繋がり
- 黒門島を追われた黒津分家の子孫
- 登場話数
- TRICK2 episode5
TRICK2 episode5の殺人事件の真犯人。殺された恋人の復讐をした。
自分のことを霊能力者とは言ってないのでインチキ霊能力者ではないけど、森に残る妖術使いの言い伝えを利用して殺人事件を起こしていた。
トリックを暴かれた最後に復讐以外にもう一つ目的があったことを明かした。
曰く、小松は黒津分家の子孫であり、もう一つの目的は島を捨てた里見から娘を奪うことだったとのこと。
正直ほとんど奈緒子には何もしてないように見えるけど、妖術使い(=小松)が奈緒子の前に現れたのはつまりは彼女を連れ去ろうとしていたということだと思う。
事件の最中、妖術使いに変装して上田と奈緒子の前に現れている。
上田には仮面を付けて顔を隠しているように見えたが、奈緒子には椎名桔平の顔をした人間に見えていた。
その際「おいで、おいで」と奈緒子を誘っているようなことも言っている。
(前述の通り、小松は奈緒子を里見から奪おうとしていた)
この椎名桔平は幼い頃、奈緒子の前に現れた人間(おそらく本物の妖術使いで黒津分家の人間)で、その顔に変えて現れた、と考えられる。
また、最後に奈緒子たちの前から立ち去る時にも一瞬だけ奈緒子には椎名桔平の顔に見えていた。
ただ、これは奈緒子が幻覚を見ていた可能性も非常に高く、途中上田の顔も一瞬だけ椎名桔平に見えている。
極めつけはトリックに使われた巨大な人面岩の顔もすらも椎名桔平にそっくりと言い張っていた。とてもそうは見えない……見えないよね?
ここまで酷い状態なら、妖術使いと同じ格好をした人間はみんな椎名桔平に見えてもおかしくない、と思う。
- 黒門島との繋がり
- 黒門島を追われた黒津分家の人間およびその子孫
- 登場話数
- TRICK2 episode5
100年以上前に黒門島を追われた人間が変装した姿と思われる。
色んな奇術を使って村人から金品を奪ったらしい。
最終的には村人に殺されたらしいけど、生き返って今でも森の中に住んでるという話。
話をまとめると恐らく、黒津分家の人間たちが一人の妖術使いを演じて、手品を使って人を惑わしていたのだろうと思う。
(中には本物の霊能力があったかもしれないけど)
子どもの頃の奈緒子の前にも現れており、その時にも「おいでおいで」と誘っていた。おそらく動機は小松と同じ。
昔の人間なのでトリックは言い伝えが多いけど、以下のことをやっている。
・重力遮断版を使って大きな岩を持ち上げる
・死人を生き返らせる棺桶を使って生き返る(これは黒津分家の人間たちが一人の妖術使いを演じていたからできたことだと思う)
・心を読む岩を使って人の嘘を見破る
・米俵を手も触れずに浮かせる(これは言い伝えではなく、子どもの頃の奈緒子の前でやって見せた)
・人の心を惑わし操る
・顔を自在に変えることができる
この中には言い伝え以外にも特定の誰かが言っているだけのものもある。どこまでが真実かは不明。