「死にあるき」第12話~第14話
作成日:2017-07-01
最終更新日:2019-02-18

ネタバレもあるので要注意
第12話

ストーリー

11話同様、如月教授たちの持論展開。

11話の最後に言っていた、人を殺したことがあるという話の根拠ですが、どうやら彼女たちは一連の事件を「呪い」と考えているようです。

ここでは「丑の刻参り」を例に挙げていますが、「呪い」には「願望」「対価」が最低限必要で、さらに願いが叶ったにも関わらず、対価が不足していた場合、その後対価の強制回収が行われるという話でした。

そして一連の黒須家の事件は、その対価の強制回収によるものと。

秋山たちは朱鷺子が何らかの殺人を行った結果が対価の強制回収に繋がったと考えているようで、例えば二年前の教師が死亡した事件で、朱鷺子が何らかの形で関り自身の安全を願い、抵抗し、結果教師を死亡させてしまったのではと疑いを掛けます。

もちろんあくまでこれは仮説ですが、過去に何度か死亡事件に遭遇している中でそういったものがあったのではと、秋山は言います。

そして「このままではあなたのせいで人が死に続ける」「それを止めるためにはあなたが行ったことを自白しなければならない」となんか悪徳新興宗教的なことを言い始める秋山。

怖えー。

その脅迫めいた言葉にぶち切れたのはなんと青谷。

殺人犯だと決めつけてその上脅して自白を強要することを言うのは、頭おかしいとまで。

うん、気持ちはよくわかる。でも脅してる相手朱鷺子だからね。

予想通り朱鷺子はまったく変わりない様子で、やんわりと人殺しを否定

如月教授たちの考えは、あくまで朱鷺子が殺人を行ったという前提のためそこを否定されると話が続けられず今日はここでお開きに。

如月教授たちは朱鷺子の過去の事件(黒須家を除くと5件)を、
再度徹底的に調べなおすことを決意するのでした。

あまりにぶっ飛んだ内容過ぎてちょっと理解が及ばなかった。その可能性を追ったら別の様々なことも追わないといけないと思うんだけど、教授がこんな一足飛びなこと考えてていいのだろうか。そして多分教授は死ぬ。ちなみに次回は作者の個人的お気に入り回だそう。期待が持てますね。
ちょい足し



ついに朱鷺子のまつ毛が公式ネタに。
第13話

ストーリー

白木の家で見つかった二つの白骨死体と一つの死体。

白骨死体の方は、白木夫妻と見て身元の確認中だそう。

そして残るもう一つの遺体は……。

霊安室を訪れる朱鷺子と美雪さん。

とても確認できる様子じゃない美雪さんに代わって、朱鷺子がその遺体を進んで確認しに行きました。

鼻をつまみながら顔を確認する。

「……まぁ…多分里奈だと思うよ」

いつもと変わらない様子で淡々と言いました。

崩れ落ちる美雪さんを気遣う朱鷺子。

ですが、しばらくして美雪さんが落ち着いたと思ったのか、朱鷺子が言った言葉は

「それで、アレはどうしようか?」

という里奈の遺体を人と見ない言い方。

美雪さんもその言葉に思わず少し反応しかけますが、朱鷺子のことを一度受け入れたからかそれとも意気消沈したためか
それ以上のことには発展しませんでした。

その後、担当刑事が矢代と古河だったので、家族を失ったにもかかわらず、朱鷺子に対してはすぐに事情聴取を開始します。

事情聴取の内容から朱鷺子は自身への疑惑を感じ取りますが、美雪さんが断固として朱鷺子をかばいます。

そしてアリバイ確認ができると矢代たちはあっさり引き下がりました。

家に帰って朱鷺子は、今日は料理を教えてくれる約束じゃなかった? と美雪さんに言いますが、今日はそんな気分じゃないからまた今度と、美雪さんはそのまま部屋に戻ってしまいます。


次の日の朝。

朱鷺子が家を出ようとすると、美雪さんがお弁当を作ってくれていたようで、持っていきなさいと朱鷺子に渡します。

嬉しそうに作ってくれたのかと受け取る朱鷺子に、あんた自分で作れないでしょと返す美雪さん。

だから教えてくれるんだろうと、またも嬉しそうに言う朱鷺子。

その様子に美雪さんは、本当に家族が死んでも悲しくないのね?と言います。

朱鷺子はいつものようなりりしい様子もなく、ごめん…なさい…と謝るのでした。

意表を突かれたように驚く美雪さん。

自分にとってこの家(黒須家)に来れたのは幸福なことだったが、みんなにとっては不幸なことだった。姉さんたちには申し訳なかったといいました。

しかし美雪さんは、私は悪いと思っていないから謝らないでとお優しい言葉。

それどころか、

自分が死んでも家族が悲しまないでいられると思えば、死ぬ方も安心していられる。

学校楽しんでらっしゃい

と優しい顔で言ったのでした。

朱鷺子も笑顔で「いってきます」と。


美雪さん、ええ人や。朱鷺子もまるで人が変わったよう。


学校で夏生と一緒にお弁当を食べる朱鷺子。

自分で作ったと思った夏生は驚いた様子ですが、あっさりと姉さんが作ってくれたと自白します。

そりゃ朱鷺子が作るわけないよねと夏生は納得しますが、
それに対して自分で作る日もそう遠くないかもしれないよと言う朱鷺子。

ドヤ顔で。

ホントは料理に興味はないらしいですが、美雪さんが教えてくれるならやりたいとのことです。

そして上手になったら夏生にも食べさせる約束をします。


家に帰ってきた朱鷺子。

玄関に美雪さんの靴があり、中の和室から明かりが漏れていることから
美雪さんが待っていてくれたことに気付きます。

「姉さんただいま」と和室に入る朱鷺子。


朱鷺子と美雪さんの朝の優しい会話。

美雪さんに教えてもらえるならと料理の勉強にやる気を見せる朱鷺子。

その一連の結末は……。


首を吊った美雪さんの死体で締めくくられるのでした。

あぁぁぁ……朝の会話にそんな意味があったなんて……もう一度読み直すと美雪さんの真意が伝わってきます。
ちょい足し

名前ネタ。古河さん(刑事の後輩の方)の名前が如何にテキトーに決まったのかがよくわかる。
第14話


ストーリー

13話で首つり死体となって見つかった美雪さん。

警察が調べたものの、他の事件とは異なりあっさり自殺と断定されました。

その理由は美雪さんの死体と一緒にあった2通の封筒の内1通から、
自殺の動機と遺産相続書類が入れられた遺書が見つかり、さらに筆跡も一致したこと。

そしてもう1通の封筒は朱鷺子へ宛てた手紙でした。

書かれていたのはただ一つ。

「あなたのせいじゃない」

朱鷺子は手紙を握り締めて、美雪さんの死体を見上げて呟きました。

「嘘つき…」


朱鷺子は矢代と古河を呼びつけ、二年前の林間学校であった教師の死亡事件について話すことにしました。

当時は誰かとした「約束」のため、事件のことを話しませんでしたが家族が死んだことと関りがあるかもしれない(里奈の死体発見現場的に)ならと、その事件のことを話すことを決めたそうです。

なら里奈が死んだ時点で話すべきだったのではという矢代に対して、あの時は死んだのが里奈だけだったからと返す朱鷺子。

今に始まったことじゃないけど朱鷺子冷たい。

でも美雪さんが自殺して、それに今回の事件が関わっているなら、美雪さんの死を嘆いている自分は犯人を見つけて罪を与えようとするべきだと朱鷺子は言いました。

普通の人の気持ちを理解しようとするために、普通の人がする行動をなぞる。その気持ちわかる。

でも本当は美雪さんが死んだことに対して何かをしたい、っていう気持ちが強いんじゃないかなぁ。朱鷺子激おこ。


朱鷺子が話し始めた二年前の事件

そこには朱鷺子だけではなく、当時いじめられていた「岡田愛子」という同級生もいたことを話します。

いじめられていた愛子は、クラスの人が関わりたがらなかった朱鷺子とよくくっついていたそうです。私はむしろクラスの人と仲良かったからその点では朱鷺子と正反対かな? まぁ珍獣見るような目だったような気もするけど。

朱鷺子は泣き言ばかり言う愛子と関わりたくなかったと言いつつも、人には優しくするという父親(時宗)の躾の通り、よく話を聞いていたみたいです。

ちなみに、この時中学二年のはずなので、一年と三年で同じクラスだった夏生はあまり関わりないみたいです?
というより今話のちょい足し見る限り、もしかして三年になってから夏生とは仲良くなったのかな?

林間学校の時にも愛子はいじめられていて、森の中で迷子になってしまったそう。

あくどいいじめだなぁおい。いや程度の問題じゃないと思うけど。

で、朱鷺子は彼女を探しに行きます。

「愛子ーー」と叫びながら。

お前下の名前呼びかよ。むっちゃ仲ええやん。

愛子を見つけた朱鷺子ですが、当然自分も迷子に。

案外ノープラン朱鷺子。

自分だったらなんで助けに来たしと言われるのが怖くて、なんか迷わない対応考えそうな気もするけど

意外と感情的朱鷺子?

光や音を頼りに帰り道を探そうと提案する朱鷺子。するとパキッという音が。

誰かが来てくれたと期待する愛子。しかし異変に気付いた朱鷺子は愛子を連れてその音から逃げ出します。

――何かが…近づいてきた。

美雪さんの死に悲しむ朱鷺子に対して、人間味が出てきた、というコメントが散見される回でした。
でも、美雪さんの死の悲しみを安易に言葉や態度で見せるわけではなく、建前を嫌う彼女らしくそこは行動力で見せてくれる朱鷺子。
前話のインパクトの大きさから以降の話が心配でしたが、むしろ面白くなってきた気がします。

でもここで敢えて言いたい。朱鷺子は1話から十分に人間味がありました。無いというのはただ彼女のことを理解できない人の身勝手な言い分だと思います。
自分が理解できないだけなのに人間味が無いってなんだよ。激おこ。

ちょっと展開もホラーっぽくなってきましたね。

ちょい足し

中学時代の朱鷺子の設定資料。

朱鷺子、夏生、愛子の三人の表情がちょっとずつ変わるの面白い。三年の時は朱鷺子もちょっと笑顔になってる。あれ? でも愛子だけ表情が微妙な感じ。何かあったのかな?
夏生は今も一緒だけど、愛子は高校ではどこに行ったんだろう。三年生になってるから生きてることは間違いないんだろうけど……。
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