「死にあるき」第4話~第7話
作成日:2017-06-17
最終更新日:2019-02-18

ネタバレもあるので要注意
第4話

ストーリー

子どもの頃の朱鷺子の話から始まります。

黒須家のみんなでショッピングへ。朱鷺子はお店の中でモノをねだる子供を見つけます。

そしてその子供が欲しがったモノを見ながら(どうしてこんなものが欲しいんだろう)と、疑問を抱きます。

しかしその様子を見た黒須時宗(朱鷺子の養父)が、朱鷺子が何か欲しいモノを見つめていると勘違い。

朱鷺子は否定するも、黒須家のみんなが集まって「遠慮しないで言ってごらん」と寄ってたかって朱鷺子に欲しがることを強要します。

朱鷺子の(何もいらないって言ったのに……)というモノローグに「嘘だ」という貴仁のセリフがかぶります。


ここで場面が切り替わって朱鷺子と、朱鷺子を刺す前の貴仁の会話シーン。

貴仁の「俺たちを家族だと思ってないのはお前の方だろ?」と言う言葉を朱鷺子は否定しますが、
貴仁はそれを「嘘だ」と一蹴。そして彼女を刺してしまうと……。

朱鷺子を刺した後、死体の始末のため彼女を浴室へと運びます。

パ、パンツが見えそうで見えない!(; ・`д・´)


場面が切り替わって、前話から引きずっている刑事二人とオカルト科学の教授助手、秋山の会話シーン。
秋山は持論を刑事に展開しますが、まったく聞き入れてもらえずお互いの話は平行線のまま終わります。


貴仁は朱鷺子を浴室へと運び終わりますが、なんとそこで再び目を覚ます朱鷺子

それに驚き、錯乱。再びリビングに置いてあった包丁で刺し殺す覚悟を決める貴仁ですが、廊下の奥で血まみれになりながら手を伸ばしてこちらに迫る朱鷺子に恐怖。

結果、床の血に足を滑らせ、そのまま落とした包丁の上へと転倒……(ドジっ子☆ミ)。

朱鷺子が「私…嘘…ついてないよ…」と呟き、第4話は終わります。

今回の話は前話から引き続き「朱鷺子の嘘」がテーマですね。
彼女自身は嘘をついてないのですが、家族のみんなは信じないのかそれとも自分の望む答えしか受け入れないのか……それを否定します。
朱鷺子は生まれながら変わり者だったと思いますが、このあたりが朱鷺子が周りとの共感を嫌う理由なのかもしれませんね。


ちょい足し

今回は本編にリンクした朱鷺子の昔の話。

ぼーっと商品を眺めているだけなのに、時宗(黒須家父)が甘やかして朱鷺子それが欲しいのかと勘違いし、思わず次から次へと色々なものを買ってしまう。

そこに美雪が現れ……。

朱鷺子が浮かべる絶望の表情が超好き。さすが美雪さん。朱鷺子何にも悪い事やってないのに……。

第5話

ストーリー


寝ていた里奈が朱鷺子の留守電から絹江の訃報を知ります。それを聞いた里奈は大慌てで病院へと。

ちなみに絹江さんは里奈の母親です。父親はエレベーターに挟まれて死んだ弘明兄さんです。


場面は変わって朱鷺子の家。二人の刑事が貴仁の死亡事故と朱鷺子のめった刺し事件について調べています。

これで黒須家の死亡者数は6人。
しかし、貴仁を刺した包丁からは彼からの指紋しか検出されず、美雪も朱鷺子も当時は動ける状況ではなかったため、
事故死として片づけられます。

美雪と朱鷺子に事情聴取を行おうとするも、美雪は強い精神的ショックのため、
そして朱鷺子は未だ意識不明のため、時間をおいて聴取を行うことに。
そして古河(若い方の刑事)は、先輩刑事の指示で今日は帰ることになりました。

が、そんな彼の元にまた一台の乗用車が迫ります……。

また増えた死亡者に陰鬱とした雰囲気の美雪と里奈。
3人の遺体を前に、美雪は表向き淡々と葬儀の手配を進め、遺体を運び込む予定の朱鷺子の家に泊まることを里奈に提案します。

しかし里奈は朱鷺子の家には絶対泊まりたくないと拒否。

朱鷺子を信じたい美雪と疑っている里奈は口論に発展してしまいます。

ここは美雪が折れて、朱鷺子の家に泊まらなくてもいいから一人で頭を冷やしなさいと彼女に告げます。


貴仁に刺されて意識不明だった朱鷺子が目を覚ますと、前には見知らぬ男性が。

ついにオカルト教授助手の秋山が朱鷺子と接触したのです。

今までの死亡事故は朱鷺子のせいだと断言。
そして事件の解決のため持論を展開しますが、朱鷺子には一切興味がないときっぱり突っぱねられます。

あっさり撤退を決め込む秋山にもう来るなと朱鷺子は伝えますが、彼は去り際、にこやかに言いました。

でなければ、あなたはまた人を殺してしまうのですから。

美雪と里奈も離れ離れになり、さらに秋山が台頭してきたことでどんどんカオスな状況に……。二人の刑事くらいですよね。平和なの。

ちょい足し

二人組の刑事の若い方(古河)が洗濯する話。

朱鷺子いないからいいや

第6話


ストーリー

二人の刑事(先輩が矢代で、後輩が古河というらしい)がついに黒須家の事件から撤退します。

貴仁の起こした殺人未遂と監禁事件やエレベーターの転落事件以外はすべて事故死となり、そこに別の事件が被ったことで彼らはそっちに割かれることになるらしいです。

しかし矢代は事故死にまったく納得しておらず、
知り合いのライターに今回の事件における警察の見逃しを記事にするよう依頼します。

そのライターも「人殺しの化け物にはいなくなってほしい」と嬉々としてそれを引き受けました。


入院している朱鷺子の元へ、里奈が現れます。

見舞いかと言う朱鷺子ですが、もちろんそんなわけもなく里奈は包み隠すことなく彼女へ罵詈雑言を浴びせます。

本心を伝えてくれるのは嬉しいとしながらも、朱鷺子は彼女に対して容赦ない本音をぶつけ返します。

今までは自分に対して色々なものをくれた弘明と絹江の子供だったからある程度気を使っていたが、
二人ともいなくなった今もう里奈に対してそんな道理もなく自分に危害を加えるなら容赦しないと口にする朱鷺子。

お前ほんとに気使ってたか?

そんな朱鷺子の脅しにも一切屈せず里奈も彼女に迫って化物!と罵ります。

そこで矢代が依頼したと思われる記者、青谷蒼(アオヤソウ)が二人の前に現れます。

朱鷺子に迫る里奈を見て非情な人間と評し、さらには連続殺人事件の犯人としての疑いをかける発言までも。

秋山と言い朱鷺子と言いコイツと言い初対面の人間に遠慮なさすぎだろ……。


里奈は殺人事件の犯人はコイツ(朱鷺子)だと怒鳴りますが、青谷からしてみれば彼女も等しく怪しく、
もっと言えばさっき朱鷺子に迫ったときの顔は殺人犯の顔そのものだったとまで。

その言葉に怒り、涙まで目に溜める始末。里奈は逃げるように病室を後にします。

残った青谷と朱鷺子は、取材として一連の事故について話します。

そして青谷はこの事故が事故ではなく、事件だと思っていると朱鷺子に告げます。

単なる連続殺人事件だとしたら里奈が一番怪しいよなぁ……ちなみに青谷は結構いいやつです。意外と常識人だし。

ちょい足し

この話で初登場の記者、青谷と朱鷺子の日常会話。
なよっとした記者さんを見て、男? 女? という疑問を抱く朱鷺子。気になったのか2,3質問を投げかけ……。

朱鷺子の出した結論は……。



第7話

ストーリー

前話から引き続き、青谷が事件と思う理由について語ります。

青谷曰く朱鷺子や美雪は被害者でもあるため、里奈が一番疑わしいとのこと。

エレベーターから転落したという意味では里奈も被害者だが、むしろそれこそ彼女の狙いだったのではと朱鷺子に言い、
朱鷺子も彼の根拠に対して昨日の人(秋山)よりはずっと興味深いと言います。

オカルトじみた話をしていたことを朱鷺子から聞いた青谷は、関わらない方がいいんじゃないの? と意外と思いやりある常識人っぽいことを口にします。

そんなオカルトありえませんばりに、オカルト志向を否定する青谷ですが、その後ろから

秋山

が現れます。


くんなよ(´・ω・`)


完全に意見の対立している二人を見て、朱鷺子は1つある提案をしました。

二週間以内に青谷が事件と言う証拠を見つけられなければ、秋山の言い分も認め彼らに協力すると。


秋山は嬉々として、青谷は渋々ながら了解したところで、朱鷺子の親友、夏生が病室に駆け込んできます。

さすがの秋山も空気を読んで二人とも病室からそそくさと出て行きます。


夏生は朱鷺子のケガ以上に、兄に刺されたことに対する心のキズを心配します。

しかしそこはさすがの朱鷺子。まったく意にも介しません。

まったく意にも介さない朱鷺子ですが、父親が生きていれば真っ先に来てくれただろうと遠い目をします。

そんな朱鷺子の様子を見て、泣き出してしまう夏生。

ええやつやわ。

そして朱鷺子もそんな夏生の頭を撫で、
「泣きたいときには泣いた方がいい」と彼女らしからぬ思いやり溢れることを言います。


ちょい足しでもこの二人はかなり仲いいからね。

そして夏生はそのままベッドに顔を伏せて大泣きします。


一方そのころ美雪さんは里奈に対して電話をかけていました。

彼女いい人だからあんなこと言った後でも心配だったんでしょう。

しかしその電話に出る人は誰もおらず、川辺に捨てられた里奈の物らしき携帯電話がただただ鳴り続けていたのでした……。

ついに里奈までも死亡? しかし話の最後に出ている死亡者リスト(金田一の話間に出るアレ)で、確かに他の死亡者同様、里奈の写真はグレーになっているのですが、なぜか彼女だけ名前に取り消し線がついてないという……実は生きている?

ちょい足し

作者の身にあった怖い話。

作者曰く本編が平和なのでちょい足しにホラー要素を入れてみたとのこと。

今回のちょい足しは一話完結ではなく、三話構成です。
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