「死にあるき」第17話~第20話
作成日:2017-12-10
最終更新日:2019-02-18

ネタバレもあるので要注意
第17話

ストーリー

前話、歪んだ悲鳴を上げたかに見えた看板ですが、実際に夏生の前に落ちてきたのは看板に止まっていたカラスの糞でした。

幸いにも直撃することなく、目の前を通過していくに留まりました。

それに対し「惜しかったな」と憎まれ口の朱鷺子。

良かった……ホントに良かった……!


場面は変わって朱鷺子の家。

青谷蒼が妹のと一緒に再び朱鷺子の元へ訪れます。

15話で話していた通り、事件について捜査を行うために来、今すぐ付いてきてほしいと朱鷺子を誘いますが、当の彼女は再試のために勉強をしたいと断ります。

再試なのは朱鷺子じゃなくて夏生だよね? つまり夏生の為に勉強したいと……うーん友情だねぇ。

しかし蒼にとっては試験勉強よりも事件。

そんなことのために捜査をふいにするのかと激しく怒ります。


ですが、ここで冷静さを欠いた蒼に向かって、藍が思いっきりケツをひっぱたきます

そして一言。

「ちゃんとやってよ」

う、うらやましい……!


というかカリスマありすぎだろこの子。

やることは容赦なく無駄なことはやらない、そして放つ言葉は一つで十分。

この子なら朱鷺子にも勝てそうな気がする……。


その藍様のの効果は絶大で、蒼は一瞬にして冷静さを取り戻しました。

朱鷺子もその行動には思うところがあったのか、藍様に向かって意見をしようとしますが、

「そっちと一緒にしないで」

一蹴

朱鷺子もさり気なく「それは失礼した」と謝ります。


冷静さを取り戻した蒼は朱鷺子に捜査を急ぐに至った理由を説明します。

曰く、証拠隠滅の恐れがあるからだそう。

「家族を失うことになった事件」を終わりにしたいならこれが一番のチャンスだと朱鷺子に言います。

そして朱鷺子は首を吊って死んだ「誰か」を思い出し、

「分かった」

と蒼の誘いに乗ります。


ここ、ミスリ誘ってる気がする……。考え過ぎかな……。


捜査に向かう途中の車の中で捜査状況を朱鷺子に伝える蒼。

白木夫妻の二年前の白骨死体が見つかった事件。

どうやら彼らが住んでいた家にあったはずの車が未だ見つかってないらしい。

しかしNシステム(いつどの車がそのセンサーの前を通過したかがわかる装置)によると、朱鷺子の担任教師が何者かに殺されたあの日、死体遺棄現場に向かっていったのを最後に見つかっていないとのこと。

つまり、白木夫妻の事件と担任教師の事件が繋がったという事に。


そして蒼の言う証拠とはその車とのことでした。

その車を見つけて調べることで何かが見つかるのではないかと。


とは言え、森の中を闇雲に探しても見つけるのは至難の業。

朱鷺子は指摘しますが、蒼は森の中にある建物に「アタリ」を付けており、そこを調べるつもりのようです。


目的地に着くと、蒼は夜遅くにも関わらず捜査協力に来てくれてありがとうと、朱鷺子に伝えました。

そんな蒼に朱鷺子も「私を説得してくれてありがとう」と笑顔。

おい蒼。朱鷺子は渡さんぞ(#^ω^)


そして三人仲良く捜査に向かうのでした。

今回は比較的平和回でした。

ただ着実に死のフラグが立っている気がしてならない……。

藍様の方はともかく、蒼はここまで来たら物語的にお役御免というか、充分次に繋がる情報を遺せたと思うから、
まぁお亡くなりになっても驚かないかな……。

とは言え、朱鷺子に影響を与えられる人でもありそうだし、男らしく散るかいっそ惨たらしく死んでほしい。

あと、藍様の「ちゃんとやってよ」というセリフも少し気になるなぁ。なんか裏の意味がある言葉にも思える。

しかし夏生、物語の展開を考えるとここで彼女が死ぬことは無いと思ってましたが、
ホントに死ななかったですね……これにも何か理由があるのでしょうか?

ちょっと前にした考察通りならむしろ死にそうな気がしてましたが……。

ちょい足し

死んだ矢代と古河のだべり。非業の死を遂げた矢代が気にしていることとは……一体……

わーい。
第18話


ストーリー


前回から続いて、山奥の山荘を捜査する朱鷺子青谷兄妹

Nシステムに写っていた車については見つからず帰ろうとする朱鷺子ですが、近くの建物の中も蒼の誘いで調べることに。

場面が変わって古河の捜査場面。

黒須家の事件に関して、矢代が言っていた通り「事件」「事故」の両方が重なって起きたという観点で考えている模様。

中でも階段から転落して死亡した春香と、包丁の上に転倒したドジっ子☆貴仁は疑いようのない事故死とし、逆に白木夫妻の白骨死体と一緒に見つかった里奈については事件とみているようです。

そして白骨死体と朱鷺子の担任が殺された事件については、事件が起こった日が分かっている担任教師の殺人事件からあと一週間でちょうど一週間が経過するとのことです。


場面戻って朱鷺子と青谷兄妹の捜査場面。

建物の中に先に朱鷺子を入れると、なぜか扉の鍵を閉める蒼。

朱鷺子が尋ねると、殺人鬼に鉢合わせたくないからと返します。

朱鷺子は自分が殺人鬼だと微塵も思わないのかと聞きますが、蒼は朱鷺子を被害者だと断言します。

そしてあたかも建物の構造を知っているかのように蒼は朱鷺子を中へ案内します。


おおう、きな臭くなってきたぞ。


ここで再び古河の考察。

警察の捜査では白木夫妻の殺人、つまりは白骨死体の事件と朱鷺子の担任教師の殺人事件の二つは別物ととらえていましたが、里奈の事件を含めて考えれば三つの事件が一つにまとまると古河は考えました。

死体の身元が判明している4人の内、少なくとも2人は朱鷺子の関係者ですが、身元が判明していない人はなんと26人

これだけの人を平気で殺せる人間を古河は「バケモノ」と評します。


建物の捜索を続ける朱鷺子と青谷兄妹。

なぜか蒼は自身からも見えない位置にあるはずの扉の存在に気付き、朱鷺子をその先へ案内します。

そこにあったのは浸水した貯蔵庫で、そこで蒼は唐突に今回の事件の話をし始めます。


身元の分かっている死体の内2人(里奈と担任教師)は朱鷺子の関係者。

では残りの2人(白木夫妻)は一体何だと蒼は朱鷺子に尋ねます。

もちろんわかるはずもないですが、その2人には娘がいて未だ行方不明であると蒼は朱鷺子に言います。

それを聞いてその娘が両親を殺して逃亡したとか? と朱鷺子は言いますが、それを聞いた蒼は、「その子はそんなことしない」と断言。

まるで知っている人であるかのように、その子をいい子と評価します。


そして本当の殺人鬼はその子のそばにいる人間で、早く綺麗にして事件を終わらせないといけないと言い出しました。


完全にサイコパスの気配が……。


殺人鬼の本当に悪いところはその中身の汚さ、と蒼は言い始め、その人から生まれた子供にもその汚い中身が詰まっている、

そんな家に白木家の娘は引き取られたと。


ここで古河が調べた「白木家の過去について」が挟まります。

曰く、白木家の娘は両親から虐待を受けており、白木夫妻が殺害されたと同時にその行方をくらましたと考えられている様子。

そしてその事件からは二年。

蒼は中身を綺麗にするためにその二年間が犯人にとって必要だったと語ります。

そしてついにその正体を現して、最後に殺すのは君(朱鷺子)だと、朱鷺子に対する殺意をむき出しにします。

同時に白木の娘の写真が明かされ、白木の娘が蒼の妹、つまり青谷藍であったことが判明します。

蒼が求めているのは朱鷺子の中身

その様子の変貌ぶりに戸惑う朱鷺子は、蒼の手によって浸水した貯蔵庫の水の中に突き落とされてしまうのでした。

遂に犯人らしき人物が現れました。蒼はあくまで矢代が偶然声を掛けた存在なので犯人ではないと思ってましたがどうやら普通に犯人なようです。

少なくとも里奈と白木夫妻、そして担任教師は蒼の口から出ているので彼が行った殺人だと思いますが、どこからどこまでが彼による死なのかは未だ分かりませんね……。

そして白木の娘は朱鷺子だと思っていましたがどうやら藍様の方だったようです。

今回蒼が正体を現したことで、一つ真実に大きく近づいたわけですが、
こうなってくると朱鷺子の過去については逆にまったく分からなくなってしまいましたね……。

ちょい足し

JK組お買い物。朱鷺子と一緒にいるメリット。

こういうの見てると、朱鷺子普通に結構いいやつだよね。
第19話


ストーリー

蒼の過去のお話から始まります。

蒼の親は彼の言うところの化け物で、そんな親をひどく嫌っている様子。

「化け物」ということは彼の親も殺人犯という事なんですかね。


しかし蒼は、そんな親から生まれた自分も同じ化け物なのだと、自ら手に掛けた藍の両親の死体を前にして気づきます。

そして次に自分自身を殺そうとしますが、「血だらけ汚い」という藍の言葉を聞いて自殺する場所を移します。

たどり着いた森の中で、林間学校の最中に迷子になった朱鷺子と愛子を見かけたようです。


ここから先は特に描写はないけど、この後朱鷺子たちの担任教師を殺したんでしょうねぇ。


で、朱鷺子を沈めた後のシーンに戻ります。

蒼は浮かんできた朱鷺子の手をつかんで、朱鷺子の家族の話をし始めます。

朱鷺子を殺そうとした黒須家の人たちを「死んで当然」と笑う蒼。


この口ぶりから察するに彼が朱鷺子の家族を殺していたようです。

でもさすがに階段から落ちて死んだ春香やエレベーターに潰された弘明は違うんでしょうね。


悠長に会話をしている二人ですが、蒼の後ろにいた藍がお腹が空いたと、彼を急かします。

その言葉が癇に障ったのか、私を殺すならすべてを話してからにしろと珍しく朱鷺子が言葉を荒げます。


蒼はそんな朱鷺子に君は怒鳴ったりしない子でしょと、足で踏みつけて彼女を水に沈めます。


朱鷺子は成す術も無いまま今は亡き兄、貴仁に、あの時殺しておいてよと願いそのまま意識を失います。


蒼に殺されるよりは貴仁に殺された方が良かったということでしょうか。

朱鷺子なりに家族は大切に思ってたんですねぇ。

その後意識を失った朱鷺子を引きずりながらお夕飯の話をする蒼と藍が去っていくのでした。

前回から順当に話が進んでいったので予想外も何もなかったですが、
描写とセリフを見るに白骨死体事件の内3つの殺人と黒須家の殺人事件は彼がやっていたようです。

とは言え里奈以外は殺されたとは思えないので、実は黒須家で手に掛けてたのは里奈一人じゃないかと思っています。

まぁ時宗と絹恵と彩子と美雪さんは可能性としてはあるのかな?

春香と貴仁と弘明は確実に違うよね。事故死。

ちょい足し

睫毛ネタ第二弾。
第20話

ストーリー

外から帰ってきた秋山が如月教授に調査報告をします。

と、その前に調査のついでに献血で貰ってきたチョコレートを如月教授に勧めます。

秋山なりに教授の事は心配しているようで、それで少しは煙草の量を減らせればと考えての事らしいです。

朱鷺子も言っていたように、煙草の煙に反応しないように貼っている火災報知機のテープも剥がしてほしいと教授のことを心から心配している様子。


なんだろう。教授の死に方のフラグのような気が……。


秋山の調査結果ですが、朱鷺子に関するものと今回の白骨死体の事件に関するもののようです。

朱鷺子の出自は不明で、捨て子だったところを拾われそこから施設に入ったらしいですが、両親が誰かまでは分からなかった模様。

そして白骨死体事件については、発見された22体の死体すべて綺麗に解体されており、殺すために解体したというより、解体するために殺されたと考えている様子。

それを秋山は儀式のようと言いましたが、教授は食べるためという方が近いと考えているようです。

いずれにせよまだまだ調査が必要なので、警察が犯人を捕まえて調査が難しくなるより前に白骨死体の事件についてさらに調べを進めることに。


場面は変わって古河の捜査。

進捗は芳しくないようで、近所の人の聞き込みではほぼ門前払いのようです。

そこで本人曰くあくまで偶然、秋山が現れます。

まだ聞き込みに慣れていない(というか初めてらしい)古河にアドバイスをして、その手助けをしてあげます。

聞き込みの成果があったのかは不明ですが、古河的には好感触だったようでお互いに連絡先を交換して別れようとします。


しかしここで秋山お得意の意味ありげな「近い内に誰かが死んでしまうのですから」というセリフ。

古河はその語りをさっき聞き込みの時にもらったアドバイスと同じ、相手に興味を持たせるものだと察し、出会ったのは偶然ではなく、秋山の狙いだったと気づきます。

秋山に協力するのは嫌だというのは前までと変わりありませんが、意固地になって手に入る情報を見逃すわけにはいかないと古河は彼に協力する道を選ぶのでした。

矢代が死んでから成長したなぁ。

少しずつ真実に近づいているように見えて、肝心な部分については未だ完全に不明です。
白骨死体事件はほぼ解決しているのですが、朱鷺子の過去の事件(防火扉に挟まったとか)や黒須家の死亡についてはまったくもって謎です。
作者曰く長くないという話だったので、3巻くらいで終わるものかと思ってましたが、この感じだと4、5、6巻くらいまで続きそうですね……。
前編が各人の死亡、中編が白骨死体事件解決編、後編が死にあるきの呪い解決編という構成になりそうな感じですが、
どういった結末になるのかはちょっと予想がつかないですね。

ちょい足し

もしも夏生が勇者で朱鷺子が呪術師だったらみたいなお話。

魔王を倒そうとする夏生に対して朱鷺子が言ったこととは……。

朱鷺子の言い分を聞いて確かになぁ……と思う自分がいた。人ではなく世界を守るべきと考えたら確かにそう思ってしまうかもしれない。
社会の為にとか世界を変えたいとかいう人に見せてあげたい。あくまでギャグやぞ。
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