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記事の概要
作成日:2020-04-11
最終更新日:2020-04-11
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記事の文字数:2629
IPアドレスについて
IPアドレスとは


まず最初は基本的なIPアドレスとは何かについて。

IPアドレスはネットワーク上における「住所」にあたるもので、これを使って通信先の相手を特定して通信をしている(たとえば手紙で送りたい相手の住所を書くのと同じ用途)。

書式のフォーマットはIPv4アドレスというもので以下の形のような、3桁の数字を4つ並べたもの。
例)192.168.0.0
ローカルエリアネットワーク(LAN)とグローバルエリアネットワーク(WAN)


ローカルエリアネットワーク(LAN)とグローバルエリアネットワーク(WAN)

ネットワークは大きくローカルエリアネットワーク(LAN)グローバルエリアネットワーク(WAN)の2つ存在する。
LANは、例えば同じ会社の中で構築しているネットワークや、家庭内のネットワークなどの狭い範囲でのネットワーク。
それに対してWANはインターネット(外部のネットワーク)を含んだ拾いネットワーク。
この2つではそれぞれ別々のIPアドレスが使われ、それらをそれぞれローカル(プライべート)IPアドレス、グローバルIPアドレスと呼ぶ。
画像クリックで等倍

インターネットを介した通信ではグローバルIPアドレスが使われるが、それでどうやって具体的にどの端末(1台1台のPCやサーバー)を特定しているのかは別途。
ローカルIPアドレスとグローバルIPアドレス

LANで使われるIPアドレスはローカルIPアドレス、WANで使われるIPアドレスはグローバルIPアドレスというのは前項の通り。

実はローカルIPアドレスとグローバルIPアドレスはそれぞれで使える範囲が限られている。
ローカルIPアドレスで使える範囲は以下の3つ。
・10.*.*.*
・172.[16~31].*.*
・192.168.*.*
「*」は任意の数値

逆に言えば、上記以外のフォーマットがグローバルIPアドレスということになる。
ネットワークアドレス部とホストアドレス部


ネットワークアドレス部とホストアドレス部

グローバル・ローカル問わず、IPアドレスはネットワークアドレス部とホストアドレス部の2つの情報保持している。

ネットワークアドレス部とは、それがどのネットワークに属するのかを表し、ホストアドレス部がそのネットワークに属する1台1台の端末(PCなど)を指す。
例えば「192.168.*.*」というIPアドレスがあり、このうち「192.168.*」でネットワークを定義し、最後の「*」でホストを定義する場合、以下のようなホストAとBは同じネットワークに属する別端末となるが、ホストCはそれらとは別のネットワークに属することになる。
・ホストA:192.168.0.1
・ホストB:192.168.0.2
・ホストC:192.168.1.1
赤字がネットワークアドレス部

サブネットマスク

ネットワークアドレス部とホストアドレス部の情報保持は、IPアドレスの前X桁をネットワークアドレス部、それ以外をホストアドレス部という形で行う。
この時どこまでをネットワークアドレス部とするかを定義する情報を「サブネットマスク」という。

具体的に以下のように使われる。
画像クリックで等倍

上記ではサブネットマスクを使って、192.168.0.0の頭24桁(2進数において)をネットワークアドレス部としている。
これを短縮して書くときは「192.168.0.0/24」と書く。
タイプA~タイプE


グローバル・ローカル問わず、IPアドレスはタイプA~Eというものに分類される。
・タイプA:0.0.0.0 ~ 127.255.255.255
・タイプB:128.0.0.0 ~ 191.255.255.255
・タイプC:192.0.0.0 ~ 223.255.255.255
・タイプD:224.0.0.0 ~ 239.255.255.255
・タイプE:240.0.0.0 ~ 255.255.255.255

これらのタイプによって最低限ネットワークアドレス部にしなければならないところが変わる
分かりやすくIPアドレスを「*1.*2.*3.*4」とすると、
・タイプA:「*1」
・タイプB:「*1.*2」
・タイプC:「*1.*2.*3」
・タイプD:「*1.*2.*3」
・タイプE:「*1.*2.*3」
を、ネットワークアドレス部にしないといけない。
ここからさらにサブネットマスクを使ってさらにネットワークアドレス部を広げるのはOK。狭めるのはNG。

ちなみにタイプDとタイプEは一般的な組織は使用不可のIPアドレス(IPアドレスを管理している組織が使用しているらしい)。
IPアドレスは個人情報に当たるかどうか


IPアドレスは基本的に日本では個人情報に当たらない
例えば一般家庭でJCOMなどで契約していて、その家庭のIPアドレスを調べてもJCOMの回線ということくらいしかわからないため(プロバイダに正当な手続きを踏んで依頼すれば特定は可能なはず)。
また、専用回線だと稀にそのIPアドレスで契約法人が分かるパターンもあるが、あくまで法人であるため個人の特定はできない。

なので、IPアドレスを収集していても個人情報を収集していることには日本ではならないが、個人情報の取り扱いが厳しいEUでは話が別。
EUでは「IPアドレスが個人情報である」という判例が出てしまったため、EUの人たちのIPアドレスを収集しているときには、個人情報を収集しているということになる。
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